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5000形 500 片原町駅
*大きく変わるコトデン (高松琴平電鉄)
高松琴平電鉄は、琴平線32.9km、長尾線14.6km、志度線12.5kmの
3路線60.0Kmからなる香川県唯一の私鉄です。
しかし、かつての香川県には、数多くの私鉄があり、
この琴電についても前述の三線は、いわゆる戦時統合で合併されるまでは、
それぞれ別々の鉄道でした。
そういう歴史を持つ車両に加え、実に多彩な車両を保有しており、
近鉄、阪神、名鉄、京王、京急、名古屋市など大手の車両に、
玉野市営など現存しない路線の車両、そして買収国電までも保有していたという、
電車好きの鉄ちゃんにとってはこれ以上はないといっていいくらいワクワクする鉄道会社でした。
ローカル私鉄とはいえ、車両数は87両、1435mm幅の軌道を持ち、
架線電圧も1500Vと堂々たるものです。
しかし、2000年のそごうグループの破綻にともない、
コトデンそごうで事業提携していた高松琴平電鉄は翌々年、
会社更生法の適用を受けるに至りました。
以後、あらゆる面で体質改善がなされ、旧型電車たちも急速に姿を消しつつあります。
寂しいことですが、仕方がありません。
切符も、昔のものは、なかなか味わい深いものでしたが、
近年のものは、ご覧のとおり地紋も省略され全く愛想がありません。
それどころか、2005年2月には、JRのsuicaなどにみられる非接触型ICカード(Iruca)まで
導入しています。
切符コレクターとしてはこれもまた寂しいことです。
30形 37 琴電屋島 98.8.14
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