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新島々駅 75.9.8
松本電鉄は、篠ノ井線 松本駅から、上高地の玄関口新島々駅まで14.4Km。
全線電化(750V)されている鉄道で、大正10年9月に筑摩鉄道の手により
上高地線(昭和30年までは島島線)は全線開通しています。
昭和40年から4年間、奈川渡ダム建設の資材を運ぶ貨物輸送も行っていました。
(その機関車は今、岳南鉄道で活躍しています。)
下の硬券は、新島々から島々までのバスのチケットです。
かつてはここまで電車が走っていたのですが、
昭和58年9月、台風10号による土砂崩れのため休止線となりました。
すでに昭和41年にバスターミナルは島々から新島々(当時、赤松)に移転しており、
乗客数も極端に少ない区間であったため復旧することもなく、昭和58年末廃止されます。
新島々駅を上高地の玄関口と記しましたが、
自動車の乗り入れが規制されているとはいえ、
現在どれだけの人が、新島々でバスに乗換え上高地へと向かうのでしょう。
このチケットで下車し、上高地へ徳本峠を越えていったのは、自分たちのパーティだけでした。
かつては国鉄の夜行列車に接続する早朝の不定期列車が5本もあったのですが。
ED402 現在は岳南鉄道で活躍中。比奈駅にて |
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