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2005.7.16UP
*ディーゼル機関車風凸型電気機関車 十和田観光電鉄 ED402十和田観光電鉄のED402は1962年、川崎車両で製作された35t級のELです。と言ってしまえばそれまでなんですが、写真をよくご覧ください。 DLそっくりというか、DLにパンタグラフを乗っけただけみたいに見えませんか。 隣の水島臨海鉄道DD505と見較べて見てください。 ヘッドライトや塗装など当然違いはあるんですけど、見れば見るほどよく似ていませんか。 実はこのDLも同時期に川崎車両で製作されたモノなんです。 さて凸型のセンターキャブは、入換や小運転の際、運転室を移る必要がないので便利です。 国鉄では入換用のDD11から幹線用のDD51までこの形態で、 我が国においてはDLの標準型スタイルと言っていいでしょう。 もちろんELにだって凸型のセンターキャブはあります。 さすがにサイズの大きいのはありませんが、 買収電機の多くが、又地方鉄道のELの大半が、このスタイルです。 その中でも、何でこのED402がDLもどきなのかと言うと、 ELの場合、ボンネット?は車幅のサイズいっぱいというのが普通で、 エンジン点検用のランボード(渡り板)みたいなのはないか、申し訳程度、 あっても片側だけがというのが大半なんですが、 コイツにはこれが左右両側にあるんです。 加えてこのボンネットはELの場合、斜めに下がっているのが普通なんですが、 コイツは水平です。 そのおかげでこのボンネットの大きさがDMH17タイプのエンジンを収めるのに 丁度いい頃合いになっていると思われませんか!!。 また、この写真からはよくわかりませんが、川崎613形という揺枕台車は 113系のDT21台車そっくり、ホイールベースはこちらの方がやや広いのですが、 車輪直径は860mmと標準的な電車のサイズと同じです。 ところで川崎車両は、意外なことに戦後、このED402のほかにELを製作していません。 川崎車両がどういう経緯で十和田観光電鉄から受注したのかわかりませんが、 将来的にも、このサイズのELにはさして需要はないと考え、 35t級DLのパッケージに手持ちの電車用パーツを詰め込んだのではないか。 と思うのですが、いかがなものでしょう。 参考 ED402 10.950×2.700×4.257 川崎車両(S37) DD505(水臨)11.500×2.680×3.747 DMH17S×2 川崎車両(S36) DD350(津軽)10.950×2.676×3.900 DMH17C×2 新潟鉄工所 DD501(水臨)11.400×2.700×3.700 DMF31SB×1 日立製作所(S43)
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